① 身近な製品にも火災の危険
夏になると、モバイルバッテリーだけではなく、ハンディファンなどの充電式製品を使用する機会が増えます。 これらの製品にはリチウムイオン電池が使用されており、小型で大容量という便利さがある一方、発熱や発火につながる危険性があります。 2020~2024年の5年間でリチウムイオン電池搭載製品の事故は1,860件発生し、その約85%が火災事故でした。 また、モバイルバッテリーなどは持ち歩く機会が多いため、電車や駅などの公共交通機関で発煙・発火した事例も報告されています。ひとたび事故が起きると、自分だけでなく周囲の人にも影響を及ぼす可能性があります。 ポイント 夏は気温が高くなることで事故のリスクも高まります。外出先での事故は、自分だけでなく周囲の人の安全にも関わるため、日頃から正しい取り扱いを心掛けることが大切です。
②火災が起こる主な原因
リチウムイオン電池の火災は、日常生活の中の何気ない行動がきっかけとなることがあります。
主な原因
- 炎天下の車内や直射日光が当たる場所に放置する
- 落下や強い衝撃によって電池内部が損傷する
- 雨や汗などで水濡れした状態で使用・充電する
- 膨らみや異常がある製品を使い続ける
安全性が確認されていない製品や劣化した製品を使用する 外見に異常がなくても、内部が損傷している場合は、時間が経ってから発煙・発火することもあるため注意が必要です。
③今日からできる対策
このような火災を防ぐためには、日頃の使い方を見直すことが最も重要です。
- 高温になる場所へ放置しない - 夏場の車内や直射日光が当たる場所は非常に高温になります。車内への放置や炎天下での長時間使用は避けましょう。
- 衝撃を与えない - バッグの中で強く圧迫したり、落としたりすると内部の電池が損傷することがあります。持ち運ぶ際も丁寧に扱いましょう。
- 異常があれば使用を中止する - 膨らみ・異常な発熱・焦げたような臭い・変色などが見られた場合は、使用や充電を中止してください。
- 外出前に製品の状態を確認する - 毎日持ち歩く製品だからこそ、傷や膨らみなどの異常がないか確認する習慣をつけましょう。
- 信頼できる製品を選ぶ - メーカーや販売元が明確な製品を選び、リコール情報も定期的に確認しましょう。
