地震や台風等で停電となり長引くことがあります。停電中に何度も冷蔵庫を開けると、庫内の温度が上がって食品が傷みやすくなります。ここでは、停電中でもできるだけ安全に食べ物を守るための基本を、シンプルにまとめました。
まず覚えておきたい基本
- 扉はなるべく開けない(開けると庫内温度が上がるため)
- 冷蔵は10℃以下・冷凍は−15℃以下が目安(平時の管理の基準)
- 迷ったら捨てる(安全第一。温度が上がってしまった食品は廃棄を検討)
平時にやっておく3つの準備
- **冷蔵庫は“7割収納”**にして、よく使う食材を手前に。開けて探す時間を短くできます。
- 冷凍庫に保冷源を準備:保冷剤や、凍らせたペットボトル飲料を数本入れておきましょう。非常時は冷蔵室上段へ移して保冷に使えます。
- 庫内温度の見える化:家庭用の温度計があると安心です。ふだんの温度も確認しておきましょう。
停電したら「時短開閉ルール」
目的は“開ける回数と時間を最小化”すること。次の流れを参考に動きましょう。
- 復旧の見込みを確認(電力会社の情報など)
- ドアは基本閉めっぱなし。開けるのは必要なときに1回にまとめてを目標に
- 取り出すものを”家族分まとめて”メモに書き出す
- 一度で取り出してすぐ閉める
- 保冷剤や凍らせたペットボトルを冷蔵室上段へ移動
- 温度計を定期的に確認。10℃を超えてきたら、生鮮・乳製品など傷みやすいものは無理をせず廃棄を検討しましょう
食べる順番の考え方(迷ったらこの順で)
- 非加熱で食べるもの(サラダ・刺身・乳製品など)は先に。
- 加熱前提の食材は、しっかり火を通してその日のうちに。
- 冷凍品は、解け始めたら早めに調理。再凍結は品質が落ちやすいので避けるのが無難です。
片づけと衛生
- 扉の結露や庫内の水滴は、乾いた布で軽く拭き取りましょう
- 停電が解消したら、庫内温度を再確認し、怪しい食品は無理せず廃棄を
まとめ
- 冷蔵は7割収納、冷凍は保冷源をストック
- 温度計を用意して、普段から温度チェック
- 家族で“開けるのは1回”ルールを共有
ーー参考資料ーー
・消費者庁『食中毒予防の6つのポイント』:冷蔵10℃以下・冷凍−15℃以下、停電時は開閉を控える
・厚生労働省:停電で温度が上がった冷蔵・冷凍食品は廃棄の判断
・農林水産省『災害時に備えた食品ストックガイド』:家庭の備えーー特記事項ーー
※本記事は一般的な情報です。食品の安全は体調や環境によっても左右されます。最終的な飲食の判断はご自身の判断でお願いします。
